どもども、こんばんわ。
AMAZONのプライムデーとやらが始まっておりますね♪
色々欲しい物がないかと探しましたが結局見つからず…。
毎度のごとくナチュラルスルーしてしまいそうな勢いです。
さてさて、今回のお話はちょっと驚きの内容です。
正直洗脳めいた、といいますか。
【バイト先の店長】から喰らったビックリするような一言です。
なにをかくそうこの私、熱しやすく冷めやすい。
(決して威張れるようなことじゃないけれども…)
ほんと飽き性なんです。
そのせいか高校卒業してからも仕事などもコロコロと変える日々。
その職種も様々で内職めいたことからあまりおおっぴらにはできない商売まで…。
いやぁ~気がつけば色々やってきましたよ~ 笑
(人生一度きり、色々やったほうが楽しいに決まってる。)
はい、そういう能天気な性格なんです。
その中でも、とある喫茶店で働いていた時のお話を今回は取り上げたいと思います。
ここではかれこれ1年半程働いたのか!?
どうか忘れましたけど。
私にしてはまぁまぁ長く働いたほうです。
(どんなけ我慢できん人間なのよ。)
そこの店長が結構おもしろくてですね。
なんというか、わかりやすいというか。
【典型的な分かりやすいオッサン】
なんです。
その名を【やっくん】と命名。
回りのバイトのスタッフからは白髪で老けてるからか
ジイジイとか好き勝手裏で呼ばれてましたが。
私はヤスオという名のその店長を勝手にやっくんと呼んでいました。
ある日やっくんはさっぱりと散髪をしてきたようで朝から気合たっぷりです。
朝の仕込みの時間帯は本当時間との戦いといいますか、あっという間の流れ作業です。
モーニングを食べに来るお客さんのラッシュがハンパないんで
ある程度の量をすぐ出せるようにタワーのごとく重ねます。
(ちなみにメニューはサンドウィッチ)
その仕込みをしている時にやっくんは語りかけてきます。
『ちょっと髪のびてんちゃうか~~?』
自分が散髪したらすぐコレです。
皆、俺に続けと言わんばかりに他のスタッフの髪の長さをイジリ倒してきます。
【いやぁ~~~わかりやっすい!!笑】
この頃はこの喫茶店に入社して1年以上経っていたのでもう慣れっこでしたが。
最初の3ヶ月程はそりゃあもうキツかったのなんのって…。
朝早いわ、忙しいわ、急かされるわでパニック状態でした。
そしてキッチン内もかなり狭い!!教え方も雑!!荒い!!
ナイフや食材の置き場をちょっとミスするだけでオーダー伝票が詰まって大変なことになります。
(パフェの~大渋滞やぁ~!彦摩呂風)
やっくんはこの道(この喫茶店!?)
30年程のベテラン。
若かりし頃に893のようなイカした社長に惹かれたらしくずっと働いているそうです。
(ちなみにこの頃私が見た社長は同じ人物とは思えない程普通のおじいちゃんに様変わりしていました。)
ただ、私もある程度職場の環境に慣れてくると容赦のないタイプ。
割と繁忙期であったものの他の仕事に突然興味が湧いてきたので辞めることになりました。
やっくんは厳しいことは言うけれど案外孤独だったのかも知れません。
『家帰っても相手されへんしなぁ~』とよく嘆いていました。
ぶっちゃけ私にとってはどうでも良いことなんですが、
やっくんは自分が奥さんより稼ぎが少ないことに劣等感を抱いていたようです。
それなのにやっくんはこの喫茶店に30年程足しげく通勤。
ガチで転職万歳人生エンジョイ型の私からすれば。
いわゆる
【社蓄ソルジャー】
そう言っても過言ではないレベル、
ここまで責任を負わされる職場なら百歩譲って給料最低月50万は欲しい所。
(バイトの私でもこの頃手取りで25万程。聞くところによると、店長は5万多いだけでした。)
それをやっくんは黙って30年もコツコツと…。
正直すごいなと思いました。
(色んな意味で…。)
そして辞める日の3週間前に迫った頃。
私『店長、もう最後は有給消化って形で本部へお願いしてもらってもいいですか?』
やっくん『おぉ、有給な!分かった聞いとくわ』
私『はい、お願いします。』
やっくん『この俺ですらこの30年1回も使ったことないけど、いけるんかなぁ~』
私『え!?店長、有給使ったことないんですか?もったいない』
やっくん『だって人数カツカツやし取られへんもんやと思ってたわ』
私『そういう場合、会社側は有給ズラすことはできますけど、拒否する権利はないんですよ!?』
やっくん『そうなんか…。なんでそんなこと知ってんや。』
私『常識ですよ!有給使うのを拒否することは犯罪ですよ、まぁ店長が何も言ってないのならしょうがないですけど。』
やっくん『じゃあ俺有給だいぶたまってんのか?』
私『1年か2年かで使わなければその年の有給はストックされずパーになりますよ、ちなみに退職間際の最後の有給全消化は会社側は拒否できませんからね。だって会社から居なくなっちゃうんだし。』
やっくん『そうか、俺もったいないことしてるんや…。』
私『30年で1回も使わずなので、相当な金額でしょうね…。』
このあと信じられない言葉がやっくんから返ってくることになる。
やっくん『a,mayuさん!有給ってお金発生するんか!?』
私『店長…まじっすか…。当たり前じゃないですか…。』
やっくん『そうか、そうやったんか…休んでてもお金貰えるんか?』
私『ハイ、その名の通り有給休暇なんで…。』
やっくん『おぅふ!うふ!おおぉふ…!』
私『…。』
その後寂しそうにサンドウィッチの仕込みをする
やっくんの姿を今でも鮮明に覚えています。
社蓄に染まるということは大きな機会損失を招きます。
ちゃんと合法的に貰えるものでも悪と感じて受け取ることを躊躇してしまう人だっている。
会社によっては有給=甘え。
本当、驚くべき風潮の所もあったりする。
そして、ほとんどの人がその職場の空気に流され本来キチンと貰えるべきものを貰わずに辞めていく。
(なんか悪いし…。こんな会社早く辞めたいからええねん。などなど…。)
いやぁ~~食いっぱぐれるっていうのは本当怖いことです。
ちなみに私の辞める少し前に辞めていったスタッフさんにこの事を教えたら
最初躊躇していたものの、最後は喜んで活用していました。
もう退職する職場ですし、有給全部消化する前にそこには居なくなってるし。
ぶっちゃけ気が引けるとかどうとかはどうでも良いんですよね。
それ以前にこの喫茶店の本部に連絡するとなんの抵抗もなく。
『はいは~~い♪では最後は有給消化という形で経理に伝えておきまぁ~す♪』
そんなノリでしたし…。
案外考えすぎなだけかも知れませんね。
皆さん!バイトであろうと、社員であろうと有給はちゃんと貰えます。
(もちろん労働時間等で微妙に条件は異なるが、貰えるのは確か)
雇い入れから6ヶ月間の継続勤務と、
全労働日の8割以上出勤の条件を満たした場合、
労働者には年10日の有給休暇が付与される。
6ヶ月間の勤務以降は継続勤務1年毎に1日ずつ増加し、
3年6ヶ月以降になると2日ずつ有給取得日数が増加する。
年間の有給休暇は最大で20日となり、
継続勤務が6年6ヶ月以降の場合は増加しなくなる。
つまりやっくんは勤続6年6ヶ月以降は20日間もの有給をずっと捨て続けていたということになります。
(まさに社蓄の鏡)
もちろん上記の条件を満たしているにも関わらず。
一方的に有給を取ることを拒絶された場合には
その会社の本社のある管轄労基へ電話(通報)です。
※その日、都合悪いからちょっとズラして!はセーフです。
(時季変更権という会社側の権利を正式に行使する形になる)
そんなこんなでちょっと為になる社蓄ソルジャーやっくんにならない為の豆知識でした。
若干皮肉めいた記事になっちゃいましたが、これだけは言える。
【奪われた時間は一生帰ってこない!!】
そして有給の時効は2年だそう。
さぁ!無くなっちゃう前にとっとと使っちゃいましょう♪
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ではまた。