どうも、こんにちわ♪
明日台風がやってくるとは思えぬ程の天気の良さですね。
日向ぼっこがてら外で株取引することもあるのですが、変にムラ焼けしてしまったので今日は朝から庭で日サロしてました。
背中おしりもヒリヒリです。
(ちょまて、おしりもってことは…)
そんなこんなで特段ネタもないんで前回京都水族館へ行った時のお話を…。
自慢話に聞こえたらゴメンナサイ、ただあまりにも観光気分に浸れて(ひたれて)良かったんで記事にします。
前回の続きにはなるんですが、京都水族館へ行った後、晩御飯を食べに行こうということになり京都の飲食店街をウロウロしました。
【先斗町(ぽんとちょう)】
京都の飲食店街といえば絶対ココでしょ!?
よくTVなんかで観るこれも先斗町の一角なんです。
いわゆる【床(ゆか)】
【川床(かわどこ・かわゆか)と言ったり納涼床(のうりょうどこ・のうりょうゆか)とも言う。】
ザ・京都って感じですよね♪
コジャレた中華風のレストランですら床がありましたからね。
もうこの先斗町!
【オールジャンルの飲食店化が凄まじい!】
なんかこれはこれでちょっと違うんじゃないか?と思う気持ちが正直あるんですけどね…。
全体的に多く見られるのは、やはり日本料理屋さんなんですが、フランス料理屋さんまであります。
TVでよく映る例の川にリア充達がしこたま群がって、いちゃこいてます。
(【鴨川かもがわ】ね!!んでしょうもない嫉妬やめろぃ!)
晩御飯探しをしつつ鴨川周辺もウロウロ。
鴨川というだけあってガチで鴨さん優雅に泳いでおりました♪
(これ本当に鴨で合ってる?)
さすがに日々観光客に揉まれてるだけあって多少近付いたぐらいでは逃げません、鴨さん賢いわ。
暗くなる前に先斗町の内側(鴨川とは反対側)からくまなく探索します♪
この通路の狭さもザ・京都!!
昔の名残(なごり)が今なお残っているそうな…。
色んな店を見てみた感想を正直に言います。
【店先に店員さんが立ってる店はやめておくが吉】
理由は。
こんなに大勢の観光客がいるにも関わらず店員さんが客引きっぽいことをしてる店ってどうなん?ってな具合です。
んで、大阪市内にもありそうな居酒屋チェーンが調子こいてココにも進出してきた感が…。
店のメニューが非常にチープ。
(私の勝手な憶測ですけどね。)
かっぱ寿司なんてのもありました、回転寿司のかっぱ寿司と関係あるのかな?
正直入る気が失せますね。
(おいっ!)
そうそう!求めていたのはこんな感じ…。
こう、こじんまりとしていて。
変に新しすぎず京都らしさを感じる事の出来る店。
一応候補に入れつつもまだまだ探索は続きます。
いいなぁ~京都マジいいわぁ~♪
良いねぇ~良いねぇ~♪
この奥まった感じがたまらない。
本当は床付のお店で鴨川を見ながら和食を食べたかったのですが、なんせこの日は暑かった…。
当然、床は諦めました。
(諦めるんかい!)
『ご注文ごとに淹れる香り高いサイフォンコーヒー』
良いですねぇ~♪この手作りな感じ…。
ココ最近、食べ物の写真をプリントしたようなデカい看板の店が増えてますが私個人としてはこういう手作り看板のお店の方が温もりありまくりで超絶好きです。
そして、何やら京都には県外からコーヒーだけを飲みに来る客が大勢集まる名店があるとかないとかって噂を耳にしますが、まさかココ!?
誰か知ってたらツイッターで教えて下さい。
年期入りまくりのこの路地感!!
路地マニアにはたまらんでしょ。
(本当に居るそうです、路地マニア)
こんなけ飲食店が多くあればもう選び放題だわ♪
結局先斗町の端から端までウロウロ探索しました。
んで、結局ここに決定♪
タイトルバレなんですが。
【天ぷら・きたむら】
この時間は3コースのメニューを振る舞ってくれる模様。
【雅みやび¥5400】
【葵あおい¥6480】
【和なごみ¥7560】
この時は内容しっかり見てないからよく分からなかったんですが。
【これでも相当安い!!】
通路なっが…。怪しい…。
そして当然店先には誰も居ない。
本当に大丈夫!?
そんな感覚に陥(おちい)ります。
中に入ると。
誰も居ない…。
お客さんも店の人も…。
そしてようやく出てきたと思いきや。
『予約の方ですか?』と店員さん。
『いいえ、違います。』と私。
どうやらほぼほぼ予約で使うような店らしく、私のように食べ物ゾンビしながらウロウロしているようなヤツが突然フラ~っと入ってくるような店では無さそうだ。
たまたま予約席の間が空いていた為そこに座ることに…。
京都は【一見(いちげん)さんお断りの店】が多いらしい…。
一見さんとはまさに私のような突然なんの前触れもなく入店してくる初見食べ物ゾンビの事だ。
正直。
【本当に入って良かったのか?】
頭をよぎりましたね。
だって昔から言うじゃないですか。
【京都には本音と建て前がある】
家に上がって下さいと言われて本当に上がるやつは常識ないとか、なぁんか回りくどい謎ルールが…。
気にはなったもののこの店の内装が随分とかっこいいのでそのまんまズケズケと上がり込むことに…。
(いくんかい!)
おぉ、コの字カウンターかい…。
すんごぉ…、揚げ物の音まで楽しめるように手作りで叩いて伸ばしたような銅板の屋根が付いてます。
当然のコの字カウンターの一番隅っこが。
【特等席】
なぜなら揚げ物の音と職人さんのワザをモロに目と耳で感じる事ができるから。
私自身、ここまで凝りに凝った天ぷら屋さんに来たことは生まれてこの方一度も無かったので全ておいて興味津々です。
選んだコースは大阪人らしく無難に真ん中。
【葵あおい・¥6480】
つまみを始め、大根おろしや天つゆ、すだちや3種類の塩といったようなものが出てきた。
私はこういうお店では味の付いた飲み物を一切飲まない、基本無料なんで水だけです。
(どんなけケチよ)
それよか風味を崩すことなく楽しみたいからね。
鯛と何かの刺身(イサキ?)が出てきた。
当然、美味しい。
サラダも出てきた。
野菜もシャキシャキしていて本当美味しい…。
そうこうしているうちに天ぷらが次々に出てくる。
最初は車海老の足を揚げた物。
ビックリするぐらいサラっとしていてふんわりとしたエアリーなサクサク感…。
たまらん!!!
写真撮るの忘れたわ…。
気になる人は是非食べログで見てちょ♪
(おいっ!)
正直驚きましたね…。
天ぷらってこんなに奥が深いんだと。
今まで家で自分が揚げていたものは一体なんだったのか?と…。
このお店の大将いわく、自分が今までやってきたどんな料理よりも天ぷらが一番難しいそうです。
大将も大変人柄が良い方で色々と教えてくれます。
天ぷらには江戸前とそうじゃない物が存在するそうな…。
江戸前はごま油を配合した香ばしさと色味が濃い天ぷら。
ココきたむらの京都天ぷらはそれとは真逆のサラっとした油で揚げた色の薄い天ぷら。
この手の天ぷらの職人さんは年々高齢化等で辞めていく方が多いらしく後継者問題などの課題があるそうな。
これが無くなるってのは寂しいなぁ…。
そうこう会話しているうちに予約のお客さん達が入ってきた。
まさかの外国人!!
欧米系の方々が多く、大量の香水が…。
がはぁ~…。
でもめっちゃにこやかで良い人だったので見て見ぬ振りをすることに。
香りのキツい香水を我慢しながらむさぼっていると。
コの字カウンターの特等席を予約していた人も来店。
何やらお金持ちそうなオッサン1人でした。
(オッサンいうな!)
このおじ様、乗ってる車はメルセデスのSクラスかレクサスのLSで間違いないでしょう。
(いや、なんの推測?)
そんなこんなで予約客も全員来て急ににぎやかになる店内。
何やら最初の方から揚げていた天ぷらを油の中から出しては入れ出しては入れを繰り返している大将。
『それなんですか?』と聞いてみる。
『さつまいもです。』大将はそう答えた。
何やらさつまいもは70℃~80℃ぐらいの温度を保つことによって糖度がぐんぐん上がってくるらしい…。
油の温度は余裕で100℃を超えているはずなので、さっきから糖度を上げる為に出し入れを繰り返していたのだそう…。
凄い、奥が深い…。
さつまいもの天ぷらなんて今まで適当にガサッと揚げていたわ。
芋の質どうこうの問題ではなく揚げ方1つ工夫するだけで大体の芋は甘くなるのだそう…。
食べてみると。
あっまぁ~~~い♪
(スピードワゴン風)
なんとも自然な野菜から出る甘さ…。
たまらない、天ぷらたまらないわ本当に。
その他なんやかんやと色んな天ぷらを揚げたてホヤホヤで皿に乗っけてくれます♪
大将が『これはお塩で』『これはおつゆで』『これはすだちで』
ハッキリと進めてくれるので安心ですね。
野菜の天ぷらや魚の天ぷらを小出しで上品に出してくれます。
魚も野菜もそれなりにこだわって仕入れた物だというのがよく分かります。
最後のほうに出てきたウニ乗せ天ぷらのウニはちょっと臭かったけど基本全部質が良い。
最後は大将が若干焦りながら調理していた天丼が登場。
かき揚げ丼に近いかな?
ちなみに天茶と、天丼を選ぶ感じでした。
天丼を選ぶと赤だしが付いて来るし。
得した感あるんでこっちにしました。
(恥ずかしいからやめろぃ!)
写真では分かりにくいんですが若干焦げ気味!!大将…。
それもそのはず、大勢の予約客がいきなり入ってきた為てんやわんやとなったようです。
若干エアリーさが無くなった天丼でしたがそれでもやっぱ美味しいものは美味しい♪
最後のデザートは桃シャーベット♪
う~ん!普通です♪
(普通かいっ!)
こんなにも大将から色んな話が聞けて、こんなにも美味しい天ぷらを食べれて、これはリピートしてしまうでしょうね♪
これから先斗町に行く人には是非ともオススメしたい名店を見つけてしまいました。
ただ、ここの大将。
もうすぐ独立するらしく、この店には雇われの身だそうで年内には辞めちゃうそうな…。
このまんま後継者が居なければもしかしたら閉めちゃうかも!?
悲しいなぁ…。
そんなこんなで色々長々と解説しちゃいましたが、最高の天ぷらでした。
食べログでのきたむらさんときたむらさん公式のHPを貼り付けておきます。
京都へお越しの際は是非とも先斗町へ♪
そして最後は夜の京都も楽しんで下さい。
フェイスブック・ツイッターからのコメントもお待ちしております♪
ではまた。